外国産野菜特集

アロエ (日本アロエセンター自然の恵-アロエベラなどの記事を参考)
  
 ゆり科アロエ属の多肉植物。アロエの原産地は南アフリカ、マダガスカル、東南アフリカ等。日本へ渡来した当時は「蘆薈(ろかい)」と呼ばれていた。
 アロエの種類については300-500種といわれ、日本で見られるのは、ほとんどキダチアロエであるが、世界で脚光を浴びているのは、アメリカで盛に栽培されているアロエベラである。
 ここにキダチアロエとアロエベラの違いについて述べる。
 基本的には含有する成分はほとんど同じといえるが、アロエの場合、主成分は葉の葉肉のゼリー質(アロエゲル)にあり、ここにアロエの特徴的な多糖体が含まれているのですが、アロエベラの方が葉肉中の粘液量が多いためか、多糖類の量がアロエベラの方が圧倒的に多く存在する。
 ほかの成分はアロイン、アロエエモジンなどと多量の樹脂分を含んでおり、苦みに関してはキダチアロエの方が苦み成分であるアロインを多く含むので苦みは強く感じるようだ。
  外見的にはキダチアロエは茎があり高く伸び、小振りの葉に比べ、アロエベラは一枚の葉が非常に大きく茎はなく地表付近に葉をつけるような違いがあり、についてもキダチアロエが朱色の花をつけるのに対し、アロエベラは黄色の花をつける。
 簡単にまとめると、この二つのアロエは成分はほとんど共通であるが、そのゼリー質の発達の違いによって多糖体の量に差がある、姿形が異なる、ということが言える。
 効用については一般的にこういった効力が言われているようだ。
1. 筋肉・皮膚・各種器官・軟骨の結合組織に弾力性と水分を保っておく力が強い
2. 消化器官内で、栄養の消化吸収を促進する
3. 血糖降下・抗腫よう性・消炎・殺菌
4. 壊死細胞をすみやかに除去(酵素分解)
5. 細胞の活性化
 しかし、アロエは医者いらずとか、万病の妙薬と呼ばれているが、正確には緩下、苦味健胃薬と見るのがよいと思われる。

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モロヘイヤ伊吹山薬草サミット三牧ファミリー薬局・知恵蔵などの記事を参考)
 
 エジプトからインドにかけてが原産地のシナノキ科の1年草の植物。
 ゆでるとオクラのような独特のぬめりが出るのが特徴だが、それは食物繊維によるものである。
 栄養価については非常に高く、ほうれん草と比較すると、100g当たり、鉄分は11mgと3倍、 カルシウムは298mgと6倍、ビタミンCは64mgと同量含まれ、βカロチンについても6400μgとにんじんの約1.5倍も含まれている。
 インド地方では実を下剤として利用。モロヘイヤの実にはストロファンチジンというが含まれている。ストロファンチジンには利尿作用、強心作用のような作用があり、アフリカでは毒矢にも使われていたという。

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バジルシードハーブのページゆかこさんのページの記事などを参考)
 
  シソ科オキムム属の一年草の植物。原産地はインド、アフリカ。
 バジルの種子を、しばらく水に漬けると半透明の弾力性のある膜に包まれる。
 これを利用して昔は、膜で包まれたバジルシードの種を目に入れてゴミ取りに利用したという。目の水分をすって膨らみ、異物と一緒にとれることから「目箒(メボウキ)」 という名で呼ばれていたようだ。  

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ライチ(茘枝・レイシ) (東京新聞出版局・魅惑の果物たち、知恵蔵の記事
                   、ほか??花ごよみ366日などを参考)

 ムクロジ科レイシ属の常緑樹。双子葉植物で、樹高5〜10mになる。原産地は中国広東省、福建省。ベトナム、ビルマでも自生している。
 「れいし」 は中国名「茘枝」の音読みで、最近では「ライチ」と言われることが多い。英語ではlitchiまたはlychee、フィリピンではlechia、タイではlin-chiと言う。 学名は《Litchi chinensis Sonnerat》。
  夏に黄色い花を開き、秋には髄円形の実をつける。果実の大きさは直径3cm位で、少し卵型をした丸い果実。皮はごつごつしており、熟すると紅色になる。種は一粒で結構大きいが、種の周りの果肉の部分は透明感のある白色で、甘い果汁をたっぷり含んでいる。果肉は芳香があり甘味と酸味が適度にあり美味。中国では果物の王様といわれる。
 ライチの仲間には竜眼と言う物があるが、いずれも果実は中国料理のデザートになる。
 ライチは楊貴妃が好んだ事で有名で、2000年の歴史があり品種も多い。竜眼は皮が褐色でやや堅く、ライチより核が大きく果肉が少ない。甘いが香りに乏しく中国では干しても使う。

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ドリアン (東京新聞出版局・魅惑の果物たち我が家の電子アルバム、の記事などを参考)
 
 英名DURIAN、学術名Durio Zibethinusはマレー半島原産のパンヤ科の多年生植物。
愛称は「フルーツの魔王」。マレー語で「ドリ」とはトゲのことで、「アン」とは果実のことを指す。その名の示す通り、外見は灰色がかった緑色で、堅いラグビーボウル大の果実一面に鋭く大きなとげが生えている。
  最近では品種改良の交配が盛んで、野生では30m近くにもなる樹高が7〜12mまで抑えられ、一本の木から3カ月間に100〜200の実が収穫できる。また交配後5年で実が結実し、15〜20年間収穫できるようだ。
 種が可食部分の6〜8割を占めているので可食率は低い。
  食感はカスタードクリームに繊維質を足して硬くしたような感じである。香りについては類のない強い臭いを持ち、現地では持ち込みを禁じているホテルもあるという。
    
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